旅風呂~たびブロ

旅の思い出などを綴ります

上海 5

【上海4から続く】

 

 

万里の長城から、

明の十三陵に寄り、

北京の街に帰ってきた頃には

辺りはすっかり暗くなり、

晩秋の北京の夜は大変に

冷え込んでおりました。

 

 

せっかくだから三人で

夕飯でも食べていこうと、

街を歩きながら食堂をさがすと、

「涮羊肉」の看板がある店の前を

通りました。

 

 

中をのぞくと、各テーブルには

大きな鍋が置かれ、

そこでしゃぶしゃぶ風のお肉を

食べています。

 

羊のしゃぶしゃぶのお店でした。

 

 

外は大変寒かったこともあり、

お鍋がとても温かそうで、

このお店で夕飯をとることになりました。

 

 

三人分の涮羊肉を注文、

運ばれてきたお肉は薄くカットされ

とても美味しくいただきました。

 

 

 

そんな過ごし方をしながら

北京には3日間滞在し、

 

その後、列車で再び上海に戻りました。

 

 

以前宿泊した「浦江飯店」に

再度宿泊しましたが、

中国の旅もそろそろ2週間に

なろうとしています。

 

もうとっくに日本に帰るべき日は

過ぎています。

 

 

具体的に帰る日や

帰り方を決めなければなりません。

 

 

行きに乗った横浜~上海間を結ぶ

定期船「鑑真号」の

出発まで、まだだいぶ日にちが

ありましたので、

 

帰りは自ずと飛行機での帰国と

いうことになります。

 

 

実は私はそれまで飛行機に

乗ったことがありませんでした。

 

飛行機のチケットをどうやって

取るか分かりません。

 

 

とりあえず上海のJALに行き、

一週間後の成田行きのチケットが

最短で予約できるチケットとのことで、

そのチケットを予約しました。

 

 

一週間、上海をぶらぶら観光し、

上海虹橋空港から飛行機に乗り、

成田空港へ。

 

約3週間ぶりに日本に帰ってきました。

 

 

帰国の日を決めないで旅立ちましたが、

三週間とは思わぬ長い旅となりました。

 

 

初めての海外旅行でしたが、

実に多くの方々にお世話になり

お陰様で無事に帰ってくることができ、

大変有意義な旅をすることができました。

 

 

 

【終わり】